子供向けの科学雑誌”子どもの科学”は、
戦前から続いている息の長い雑誌です。
その戦時中の昭和19年2月号を紹介します。
非常に戦時色の濃い内容となっています。

まず表紙です。
機関銃で上空を狙っています。
防寒服を着ていますが、どこなのでしょうか?
”がんばれ敵は必死だ”
必死だったのは、日本なのですが、
子供はどう思っていたのでしょうか?

折り込みのページは、イギリスの高射砲の図解となっています。
どうやって高射砲で、敵機を狙い撃つのかの解説が分かりやすく
書かれています。

次のページは、対空聴音機が載っています。
当時はすでにレーダーが使われていましたが、
機密なのか、(もうすでに使われていないと思われる)
対空聴音機の解説をしてあります。

魚雷についての解説です。
魚雷の構造のイラストと、どんなしくみになっているかを説明してあります。
もちろん酸素魚雷ではなく、普通の空気魚雷です。
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さすがに軍事や兵器に関する事ばかりでは無く、
こんな昆虫に関する記事もあります。

ここからは、工作コーナーです。
まずは、戦車の解説です。

戦車の展開図です。
厚紙にこの図を描いてハサミで切り取って組み立てるようです。
左下には、なぜかイギリスのクルセーダーの図と共に、
内部構造の説明がなされています。

次に、迫撃砲の作り方です。
竹を利用して、本体を作ります。

曲げた竹をバネにして、弾を打ち出す仕組みですが、
結構細かい加工が必要など、子供には難易度が高そうです。
小学校高学年~中学生くらいでないと作れないかも知れません。
当時の子供は、これを作って遊んでいたのでしょうか?
しかし完成すれば、かなりテンションが上がる工作だと思います。
戦争後半の子供の科学(に限らずほとんどの雑誌)は、
紙質が悪くなり、カラーのページや写真も非常に少なくなっています。
物資の窮乏によりやむを得なかったのでしょうが、
毎号毎号だんだんと劣化していく雑誌を手に取った子供(大人も)は、
厳しい戦局を感じたのではないでしょうか。

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戦前から続いている息の長い雑誌です。
その戦時中の昭和19年2月号を紹介します。
非常に戦時色の濃い内容となっています。

まず表紙です。
機関銃で上空を狙っています。
防寒服を着ていますが、どこなのでしょうか?
”がんばれ敵は必死だ”
必死だったのは、日本なのですが、
子供はどう思っていたのでしょうか?

折り込みのページは、イギリスの高射砲の図解となっています。
どうやって高射砲で、敵機を狙い撃つのかの解説が分かりやすく
書かれています。

次のページは、対空聴音機が載っています。
当時はすでにレーダーが使われていましたが、
機密なのか、(もうすでに使われていないと思われる)
対空聴音機の解説をしてあります。

魚雷についての解説です。
魚雷の構造のイラストと、どんなしくみになっているかを説明してあります。
もちろん酸素魚雷ではなく、普通の空気魚雷です。
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こんな昆虫に関する記事もあります。

ここからは、工作コーナーです。
まずは、戦車の解説です。

戦車の展開図です。
厚紙にこの図を描いてハサミで切り取って組み立てるようです。
左下には、なぜかイギリスのクルセーダーの図と共に、
内部構造の説明がなされています。

次に、迫撃砲の作り方です。
竹を利用して、本体を作ります。

曲げた竹をバネにして、弾を打ち出す仕組みですが、
結構細かい加工が必要など、子供には難易度が高そうです。
小学校高学年~中学生くらいでないと作れないかも知れません。
当時の子供は、これを作って遊んでいたのでしょうか?
しかし完成すれば、かなりテンションが上がる工作だと思います。
戦争後半の子供の科学(に限らずほとんどの雑誌)は、
紙質が悪くなり、カラーのページや写真も非常に少なくなっています。
物資の窮乏によりやむを得なかったのでしょうが、
毎号毎号だんだんと劣化していく雑誌を手に取った子供(大人も)は、
厳しい戦局を感じたのではないでしょうか。

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